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蒙昧の海 〜21世紀式俳句×音楽〜

2008年7月13日。新宿ネイキッドロフトにてイベント。
お客様にひねっていただいた俳句です。
月の海たゆたうくらげの子守唄祥童
雷の音に始まる立ち話
海月の音ゆらりとゆらり愉快な夜椿
帰り道人よりもらいしさくらんぼ
少しだけ休むつもりがハンモック翠柑
ハンモック煙草のけむりが光る朝-無記名-
夕立ちで流されたのは私の仕事-無記名-
DIVINE ACTION LEVEL-無記名-
夏の雨勝手にしやがれほうらほら-無記名-
夕立や野菜息つく顔みたし布佐
君の待つ家が心のハンモック黄色
ゆれている帽子をかすめる夕立だこもれび
家中に香り垣根の花薔薇(はなそうび)布佐
顔涼し心は暑し月の海ビリーブ
汗疹の児抱いて惑いし若き母-無記名-
原油高勝手にしやがれ夏だから白楓
我が心布団もペタンコ夕立よ-無記名-
背中ごしやわらかい音包まれるサクラ
体重計キャミソールをぬぎ捨てるマチェ
頬赤く染めるはあなたか夕焼けか田中有紀子
Tシャツに裸足でゴロ寝の夕涼み祥童
昼顔や静かな日々がたいくつかい子亀
夏の海行くも勝手にしやがれと藻杏
がんばってハンモックんに登れたよ道草
東京の風多くして涼はなし清水
夏あつく西日をにらむカブトムシこもれび
のぼせ顔鈴の音涼し日の終わり椿
夏の海勝手にしやがれ体重計巣住
原油高揺れるろうそく青春の灯(ひ)
夕立にはしゃぐオヤジとオフクロと秋山
夕立ちや勝手にしやがれ母の旅道草
薄桃の夢を見る熱帯の午後黄色
赤んぼう金魚ばちに手を入れる和金
出ていくの?勝手にしやがれ愛してる黄色
夏の旅まゆやまたかく原油高常盤
やわらかい海月は君にあげましょう
靴直し素足の伸びる窓の先白楓
紫陽花を数ふるほどの赤ん坊左右
初日の出ふんどしで立つ男あり白波
ぷかぷかと浮輪にのって遠くまで
向日葵が夏めく空を見つめたり肉球
鰻屋の前通るたび歩み止む
原油高勝手にしやがれ激情炸裂常夏
待遠し雷夕立ち夏の空常夏
ハンモック帽子を顔にひるねかな和金
がんばって早寝早起きラジオ体操草冠
たなばたに怪電波とどく銀河から和金
初雷泣く子も黙りヘソ守る椿
夜中に蚊ぷんぷんぷうん勝手にしやがれ肉球
月の音ねむたくそよぐ夏風も夏光
サングラス夏の海はバカだけど-無記名-
油虫飛びかう宵や勝手にしやがれ苦椒醤
夕立にがんばっているサングラスレーバン
夜の庭銀河を載せるハンモック西川布団
夏前に体重計とにらめっこ秋山
原油高うなぎはぬめりぬめりかな道草
怪電波ナイスキャッチのさくらんぼ道草
病葉(わくらば)を千切りてレタスれたすかな白楓
サングラス割る太陽目をつむる螺子丸
怒髪天遠き日々を思い出すサクラ
ハンモックゆらり丸見え銀河かな白波
夕立ち草の匂いとドブの匂い清水
ずっしりと背に汗寝むる赤んぼう翠柑
花火の音(ね)聞こえど見えるは頭髪ばかり祥童
空飛んでサンダルくるりと夏みかん白波
麦酒さま体に浸みいる銀河かな
サングラス気取る君見てせつないよ子亀
サングラスかけて虹見る貴婦人や
体重計買ひたる男キャミソール道草
サングラスはだしでかけて村を出る道草
がんばってビール片手に甲子園清水
夏めくや日影日かげを歩きゆき布佐
言霊をのせたる海月の夕べかな椿
営業の面影見せし夏の夜椿
夏の午後三ツ星数えてオリオンビール店長

お客さんからキーワードを集め、それをなるべく使って詠んでもらいました。

一番人気は原油高でしょうかね。川柳に流れてしまいそうな時事ネタですが、みなさんちゃんと俳句にしてます。アッパレ。
審査員として、道草さん、左右さん、苦椒醤さんが好き勝手なことを言ってくれました。

右は蒙昧の会代表の虹鱒さん。
左は肝っ玉母ちゃん的な新葵さん。
即興で演奏していただきました。
やはり音楽の力は強いなと思い知りました。
↑おまけ。マスコット的座敷童子、常盤さん。