×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。


第73回句会

2011年12月11日の句会です。
螺子丸さんと介介さんのお店、国立の音楽茶屋「奏」で句会をしました。
吊り下げし鮟鱇終電車にて思ふ海老車
ストーブで火傷せぬかと猫撫ぜる具留斗
鍋底に白菜透ける欠伸出る螺子丸
傘さして時雨に濡る手粟つかめ具留斗
靴下の穴を見つけた冬の朝歌葉
天の川首を傾げるおっとせい虹鱒
師走は夜しばれしばれて空眺むくらら
葉牡丹もそりゃ垢抜けたしABC竹ノ子
十二月月が食われて年暮れる具留斗
ああなってオギャーッとなって八つ手の実くらら
焼鳥のビデオテープと宮小路翠柑
気がつけば指先ばかり年の暮おにかます
キミと蜜柑絶対糖度シンクロ中苦椒醤
悲しみはホットカーペットへ逃げる道草
昔来た網代では氷魚が獲れたとは具留斗
せがまれて憎らしいとも鯊の口道草
枯野にも呼べば応える蟲があるかも具留斗
外套に他所の顔して手を通す螺子丸
亡霊の如し銀杏落葉かな螺子丸
冬枯に歩をはやめても追いつけずまね
熱燗にはやる気持ちを溶かしおり海老車
賀状書く去年の今と違う今地山
おでん皿下げられるとき寂しかり道草
雪女カレのうなじの黒子押す苦椒醤
父の笑みフリースの色ビリジアンまね
ベンチコートの君にティッシュを貰へば帰路道草
十二月星が音たてやってくる翠柑
悴みを遂に武器としこの女竹ノ子
初霜の芝に並びし芦毛馬川獺
文書きて投函せずに冬眠す頬白
窓の外短日明かり点けぬまま地山
冬枯のお湯からぽかり島ふたつまね
月食や脳裏に焦がしシンメトリーくらら
昼起きて降るや降らぬや知らぬ雪地山
あたたかな部屋にソプラノ風は外まね
極月や股ぐらから呼びかけている新葵
紅に白不協和音にすきま風くらら
拍子木におかめほころぶ熊手かな川獺
湯豆腐の過ぎる喉元指で追う川獺
冴えてなお皆既月食のあわい虹鱒
ポインセチア、ハンドクリームぬったげる竹ノ子
夫帰らぬ青い煙の秋刀魚かな虹鱒
ティンパニー叩く酔いどれ冬の星おにかます
階段にソプラノ響く火事見舞頬白
来ぬ人のねんねこ着ぶくれ家出する頬白
立ち止まる人なく聖樹我に似て海老車
噺家の言葉も尽きて秋深し虹鱒
湯たんぽや熱湯飲み干す十二月歌葉
冬の夜近づいてくる宇宙翠柑
待ちわびし二日目の大根じわり海老車
年の暮ポッケにしまう切符かなくらら
いただいた大根かわく冷蔵庫地山
嘘の風邪気づかう人の顔は見ず地山
暦売裸の女笑っている川獺
名も華もなし咲くことぞ美しき苦椒醤
水分はただひたすらにみかん山翠柑
まるで君封印されて香水瓶苦椒醤
冬の星月の瞼に焼きつけて歌葉
冬の滝二匹の竜が飛び跳ねる頬白
旧友とまた来年の小晦日おにかます
ローエンドロー聞いておくれよ大根の葉竹ノ子
陰りこそ魅せてなんぼかアルテミス苦椒醤
冬の海涙なんか出やしない翠柑
午前二時ひとりですする生姜酒頬白
甘きみかんひとりごちては爪をたて海老車
この額は年末賞与か年玉か川獺
東西線車体に冬の日貫通す道草
カンナナ・・・否、カンパチと鮨屋にて親父竹ノ子
片時雨フェンス一枚の国境虹鱒