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第69回句会

2011年8月28日の句会です。
題「秋の蚊」
秋の蚊や血吸い終わり地に落ちて常盤
文(ふみ)読みて秋の蚊殺してふて寝する頬白
白無垢やお隣だあれ秋暑しくらら
階段に腰かけ掴むほうき星頬白
沢山の桃を冷蔵庫に閉づる道草
秋の蚊に祖母を思ひて腕組す海老車
母と子が並べたかぼちゃむつまじく亀吉
帽子ぬぎ木陰すずしや秋の風亀吉
長寿梨泣き顔晴れて楊枝さす頬白
せみを背に染まり始めるもみじかな亀吉
秋の蚊をくるぶしに置き夕陽の中道草
原爆忌わたしのイギリスが燃ゆる虹鱒
結論はまた先送りみみず鳴く新葵
死よ蝉たちよ分けよ私を人間を虹鱒
涼しくは越せぬ八月十五日道草
蝉たちのようこそ響く墓参りくらら
秋の暮アイスクリームやめよかな常盤
テレビを消し電気を消して虫の声道草
連戦連敗秋の蚊にまでも新葵
振り向けど残像かすむ花畑頬白
秋の蚊のごとく人肌求めたり虹鱒
焦がされて諸々忘るる残暑かなくらら
炎昼や一馬力にも満たぬ俺虹鱒
初嵐子らの浮かれを一蹴す海老車
生姜焼き生姜多めのこの季節常盤
秋立つや思い思いの肌の色虹鱒
天(そら)仰ぎシート座す鰡(ぼら)終電車海老車
なげいても残り三日だ夏休み亀吉
言い訳を夜風に詫びて温め酒海老車
四畳半鰯に目礼夕餉かな海老車
秋の蚊に老いた親の姿見え亀吉
牡蠣を描き色に檸檬を添へし画家道草
息止めて吸い込まれてく電照菊頬白
稲妻や寡黙な人もしゃべりおり常盤
気がつけば釣瓶落しの音高し常盤