×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。


第60回句会

2010年11月28日の句会です。
上野・不忍池で吟行しました。
落葉を己が汚れと掃き集む新津
無意識に古き落葉を踏む人よ道草
銀杏散るよからからからから黄色い脳虹鱒
上野山枯れてめいめいの休日新葵
去るものは去りし群舞のゆりかもめ道草
雨を舐め風を舐めて吊るし柿螺子丸
秋気澄むちと記念碑に腰をかけおにかます
頃合をみて席を立つ暮早し常盤
本日晴天みのむしいじめ止めんとす竹の子
歳末の電飾わきのワンカップ常盤
パイプの火消えたままかな枯蓮池翠柑
縄張りを横取られんと息白し常盤
小春日を横長に見る破蓮くらら
枯れた葉が静かに隠す音楽堂芭蕉布
触れられし腕から女秋の蝶竹の子
紅葉と清水坂に千手観音芭蕉布
枝残る染井吉野のオレンジ葉真琴
短日も竹の箒とラジオかな常盤
落ちる葉のスローモーション息止まるくらら
干し柿や若い乳房を相手にもせず竹の子
枯蓮は全て斜陽に顔を向く道草
落ち葉ふむ街鳩ほとほとぽぽぽ虹鱒
都鳥空深くより降り立ちぬ新葵
冬の暮子規球場の音鈍く翠柑
敗荷やおびんずるさまの浄土虹鱒
空高く水面を抱く破れ蓮よ
山茶花やオクラホマミキサーで踊り疲れて螺子丸
見上げれば冬見つけたりオリオン座椿
破れ蓮の茎よまだまだ天を向け常盤
栗はじけ女のからだは変化せり竹の子
鈍色の空気がおりる上野不忍芭蕉布
くるくると放るキャッチユリカモメ芭蕉布
江戸菊やまつ毛くるりん肩上げてくらら
忍枯ること阻むなり蓮の池常盤
冬木立ち蜜柑一個の惑星香る
年の瀬近し猫さえも急ぎ足新葵
さんまのはらわた舐める夫の影延びて螺子丸
不忍の蓮うなだれて暮の秋おにかます
薄紅葉下った先で待ってますおにかます
紅笑う本気になるなる銀杏の黄くらら
冬の空色がたくさん落ちてくる翠柑
初冬日暮るるうち恋いし鍋恋いし新葵
木枯らし吹いて左手が右のぽっけに居候椿
いちにのさん号令かければさく山茶花螺子丸
たすき模(も)す石のゴールの駅伝碑真琴
破蓮や一年一計全うす虹鱒
線香の煙染みこむ破れ蓮や
辯天堂河豚も眼鏡も包丁もおにかます
もしや、キスも知らないでいる青蜜柑竹の子
破れ蓮と潰れた缶ビール旅立つ君よ
一年の全てを枯蓮の穴に詰め翠柑
札束と師走に向かう屋台かな虹鱒
枯蓮やここに何塚建てようか新葵
蓮の葉が守る不忍黒い水底芭蕉布
びんずるの口で砕けし秋思かな真琴
そぞろ寒おびんずる様どこ撫でるおにまかす
枯はちすおでん屋の光更けるかな翠柑
シロナガスクジラのごとく空を睨(ね)む道草
ランプ笠作りたし葉や破れ蓮真琴
鴨よ鴨鴨は離れてしまひけり道草
金属音鳴らすあの鳥冬の池くらら
破れ蓮や赤子のように落葉抱き