×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。


第58回句会

2010年9月26日の句会です。
神保町・神田で古書散策。
キャンバスの白さにはせる夢の色頬白
残菊や自問自答の古書を買う道草
神保町褐色の棚で寝待月椿丸
ミロンガの椅子に腰かけ君を待つ頬白
秋の空マンモス高しギリシャかなおにかます
二百円値引きの下で笑う美少女椿丸
新米の行く日曜の神保町おにかます
蝦夷の朝ストーブ炊いた九月かな歌葉
仲秋の月を讃えて大合唱歌葉
編図(あみず)見て思い巡らす未来の子まみねこ
天高し本の都に登りおり真田虫
静脈をうかす純喫茶芙蓉虹鱒
本棚に店主も並びし秋の昼ひろし
古書に住む虫はらわれて瀕死なり新葵
蟋蟀や喜劇役者の瞬きに道草
泥棒が舌打ちしてらそぞろ寒常盤
散歩中冷蔵庫の梨腐りけりひろし
栗ひろう幼なじみの大男虹鱒
人肌の記憶あたらし秋の海椿丸
秋澄みて書ひらく未来の君として新葵
夕闇や文字無き民の唄響く新葵
水澄みて神父は夜を叫びをり道草
白墨の矢印追って秋高し虹鱒
長き夜のひとり秋のファッションウィーク苦椒醤
ポテイトの食べすぎ悪魔の穴まどひ苦椒醤
小さな事故誰も気付かぬ秋の空道草
走る子ら健気(けなげ)と思う秋の空まみねこ
アイドルの時の花咲く神保町頬白
悪人のおかわりを待つ栗おこは常盤
十戒を犯して君の本売れん真田虫
新涼や古書店街のささやきに虹鱒
魁皇がくしゃみして秋に入る歌葉
陽陰って後れ蚊の待つ書棚かな新葵
歩くたび沈むポッケのふかし芋おにかます
オメガからアルファの田亀今日の秋真田虫
空高しそんなある日にI was born椿丸
ひそやかに猥本ひらく虫が鳴く苦椒醤
考えることもなかった天高し常盤
ふと気づく涼やかな風鰯雲まみねこ
昨日より風を集めて九月尽真田虫
桃高く高く掲げよセルバンデス苦椒醤
おにぎりをがしがし食べて夜学生常盤
古書の街カリーのじゃがいも加湿せりひろし
街宣車何を問うのか神保町まみねこ
石膏(せっこう)の首にスカーフ秋麗おにかます
搾取され男の立つ瀬守る夜頬白