俳句披講 ― 第57回の句会で詠んだ句です。駒込地域文化創造館「紫」「海賊」「遠景を感じる句」 ―


第57回句会
ねえちょっと葡萄食べるの後にして | 新葵 |
稲妻や映画は千代に紫に | 道草 |
紫のコオロギ追へば秋に入る | 竹の子 |
夏見舞紫頭のあたしです | おにかます |
紅芋の裏切りはなかったことに昼さがり | P |
紫の煙たなびく鷹渡る | 虹鱒 |
海賊をもてなす日には茸飯 | 竹の子 |
船長(キャプテン)は鯨狂なり鰯雲 | 道草 |
炎昼や海賊旗のみ乾きおる | 虹鱒 |
エーゲ海波荒立てる海賊の秋 | P |
惑星灯(ほしあかり)酔うは海賊醒める風 | 白楓 |
海賊の腕がいっぽん秋に入る | 新葵 |
海賊船併せて泳ぐ烏賊の群れ | おにかます |
新涼よ裏側で待つ鉱夫まで | 新葵 |
廃線の先確める夏休 | おにかます |
病蛍(やみほたる)窓からのぞむ地図の旅 | 白楓 |
オールナイトロング嗚呼蝉どもや青春や | 苦椒醤 |
火星には記憶があるのか氷水 | P |
峰に立つトカゲモドキの美しや | 竹の子 |
蝉時雨校庭に犬の白痴 | 虹鱒 |
陸からは水泳帽がよく見える | 道草 |
ぽろぽろとはがれおちゆくかなぶんかな | 苦椒醤 |
駒込地域文化創造館で句会しました。
席題「紫」「海賊」「遠景を感じる句」