俳句披講 ― 第46回の句会で詠んだ句です。秦野(弘法山)鶴巻温泉 ―


第46回句会
2009年9月27日の句会。秦野(弘法山)鶴巻温泉
落葉踏みゆく我プリティイベイカント | 鬼笠子 |
見返せば身に入む山の鋭さや | 呼雲 |
盛り上がる根踏みわけて秋メジロ | 常盤 |
ハタハタハメジロキラメキアラモード | 苦椒醤 |
秋澄みて山頂(やまいただき)の汗ひかす | 虹鱒 |
みっける度トトロを探すどんぐりや | 竹ノ子 |
どんぐりのぼうしの中にわたし住む | まね |
秋の水たまむし溺れる水溜まり | 呼雲 |
まめ一っこ弘法山生まれおり | 常盤 |
蝗(いなご)追う子から横取り弘法山 | 歌葉 |
山登り相伴預かる秋刀魚寿司 | 白楓 |
ひどく視線を感じる曼珠沙華 | 竹ノ子 |
青空に被れ障子と吊し柿 | 鬼笠子 |
寝不足をとおくに笑う曼珠沙華 | まね |
色鳥や後姿を追いかける | 道草 |
秋ねこが水をのみのみたまり池 | 大王烏賊 |
ハイキング帰り道には秋の声 | 翠柑 |
せせらぎやねんねもころり残暑かな | くらら |
死なばこの展望台へ秋涼し | 虹鱒 |
秋思まだあってこの山かけおりる | 新葵 |
丹沢の釣瓶落としや鐘の側 | 白楓 |
夕刻にまたねまたねと秋の蝉 | くらら |
一人づつ団栗を見て口開く | 道草 |
句か風呂かぐるりぐるりでやっぱふろ | くらら |
湯上がりにぼやぼや眺む相撲かな | 道草 |
新米は五分につこうかよく噛んで | 翠柑 |
鬱々と秋やまあるく人の後 | 大王烏賊 |
残る蚊に隙を与えし山歩き | 歌葉 |
夕焼けに染まるのを待つからすうり | 新葵 |
思うことなど何もなく秋山に | 大王烏賊 |
秋場所の魂はすぐそばまで来 | 虹鱒 |
冒険の山土を翔け渡り鳥 | 白楓 |
弘法山おっぱいも揺れて秋うらら | 竹ノ子 |
湯上りの大広間にある秋気かな | 常盤 |
かぶと穴見つけてぐるり秋に入る | 翠柑 |
宵闇やエナジーを持て余しており | 苦椒醤 |
掌の中の青きトノサマ睨みおり | 新葵 |
秋の野に落ち踏み潰される聖かな | 苦椒醤 |
団栗の子どもに化けし落下生 | 歌葉 |
蜘蛛の糸払ったつもりの秋半ば | 呼雲 |