俳句披講 ― 第41回の句会で詠んだ句です。玉川上水・国分寺 ―


第41回句会
2009年4月26日の句会です。玉川上水・国分寺散策。
蟻を踏む濃山吹の真下かな | 呼雲 |
青空に落ちていきそな逆立ち部 | 新葵 |
メーデーが来る逆立ちまた逆立ち | 虹鱒 |
野遊びの空を回して倒れけり | 呼雲 |
倒立をくずしてぬける初夏の風 | 常盤 |
影ゆらぐ若葉ふらここ春の手招き | 昼寝 |
風光るはしゃぐ額に春の汗 | 昼寝 |
墓石から墓石に移る猫の恋 | 道草 |
年下のおんな前髪切ってでこ | 白楓 |
ババロアはママが作ってもババロワァ | 竹ノ子 |
蒲公英や小便小僧の日うらうら | 真田虫 |
そこらへん咲き生え乱れ祝祭や | 苦椒醤 |
木の端にふしだらな紅山躑躅 | 彩豪 |
車窓から雲を数えて鷹の台 | 白楓 |
かなちょろの尻尾飛び出す遊蝶花 | 歌葉 |
風光る日を透かす葉に希(のぞみ)あり | 新葵 |
クローバー踏みし足裏やわらかく | 道草 |
水豊か青青のまぶしき若葉かな | 歌葉 |
薄青にかなしからずや春の雲 | 鬼笠子 |
パパ連休一ニ三四五六七僕チャンピョン | 歌葉 |
野遊びの側転うつくしき女 | 虹鱒 |
たんぽぽよチークにしちゃうぞポンポンポン | 竹ノ子 |
初もののたけの子一つ玄関に | 鬼笠子 |
たゆわいの無職たゆわう鼻をかむ | 白楓 |
四月尽雲は早々姿消し | 常盤 |
寝転びの胸中春の雲ばかり | 道草 |
髪ゆらす春風まどろむ昼の夢 | 昼寝 |
寝ころんで子のさえずりが遠く伸び | 彩豪 |
鷹の道またひとねむりひとねむり | おにかます |
塔跡に春風吹いて幾世紀 | 新葵 |
春めきてボール蹴る先から土埃 | 木の香 |
逆立ちをして夏近し国分寺 | おにかます |
名も持たず咲く花の色美しき | 苦椒醤 |
遠き声野原の部屋に響きをり | 真田虫 |
木漏れ日を浴びてふくらむ親雀 | おにかます |
ぬくぬくしぬくしつくして春が好き | 竹ノ子 |
青ゆれるまたたくのかな木なんだろ | 白楓 |
野遊びに春を追い越す夏の子供 | 昼寝 |
ひなげしが揺れる心は止まる | 苦椒醤 |
欅(けやき)鳴く名水の地に春の風 | 新葵 |
水草のあしながばち甜々と | 新葵 |
虻の眼に刺す光だけ尖ってる | 呼雲 |
容貌を照らさず消えた朧月 | 苦椒醤 |
葉桜や苔肌の幹なり武蔵國 | 歌葉 |
七重の塔跡悩める俳人あり | 常盤 |
夏近し名前も知らぬ岩を割る | 虹鱒 |
春塵やあるって万葉旅芸人 | 真田虫 |
薫風や山門の健康を知る | 虹鱒 |
一杯もやらないで芝生はなれおり | 常盤 |
広場きて東風にさらされ心澄む | 木の香 |
少年のシュート練習綿毛飛ぶ | 真田虫 |
猫の恋邪悪する私はハートブレイカー | 竹ノ子 |
幼児を追いかけまわす夏の風 | おにかます |
天道虫目的の無き手のひらに | 道草 |
スカートがぐるり地を踏むのどかさよ | 彩豪 |
春陰や世事に濡れゆく木肌かな | 呼雲 |